SSブログ

感動を感じさせる”絵画”

前回に続いて、絵画の話を少し・・・・・

さて、見る人に対して自分が描いた“絵”が感動的なものになるか、
はたまた、平凡なものになってしまうかが決まる要素が二つある。

一つは先日言った、”汚い色彩”と”綺麗な色彩”のバランスの妙。

二つ目は、絵画の中に時間の流れを感じさせる、要素である。


単に刹那的な思いで”空間”だけを描くのではなく
そこに流れる時間も描かなければならない。


「時間」と「空間」にはご存知のように切っても切れない関係である。


その絵の場面に至るまでの時間的過程を感じさせ

そして、これからどのような展開になっていくのかと言う
近未来への“期待感”を感じさせるもので無くてはならない。

そうする事によって目に見えない“時間の動き”を感じさせ
躍動感溢れるものとなる。

絵画自体の形や色彩の”躍動感”だけではなく時間的な”躍動感”である。


一つのストーリーの中の“一番大事”な緊張感溢れる場面を切り取る。


感動的な絵を描くポイントは、時間的状況判断を的確にした上で
”感性”と、それを引き出す強い意欲と・・・そしてタイミング。

テニスで言えば・・・・・

そう、一流のプレーヤーが今まさに強烈なサーブを打つ“テークバック”の一瞬。

サーブ.jpg

凄いエネルギーが爆発する0.001秒手前が最も感動的で美しい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。