山中教授と50センチ
先週は忙しかった。
神戸で長時間のセミナーもあったし、メンタルデッサン教室もあった。
そして京都での重要なミーティングもあったし、
呑み過ぎも3回ほどあった。
心身ともクタクタ状態の金曜日はいつもより早く帰宅することになる。
近鉄は石切駅を降りて、登りの坂と階段が続く。
この道、夜になると人通りは全くなくなり、街灯もまばらに。
疲れた身体を引きずるように登っていると
家の近くの街灯の下
坂を下りてくる一組の夫婦らしき人とばったりと会う。
はて、この人どこかで見たことがある。
一瞬、脳は鋭利に回転を始め、素早く結論を出す。
その人はなんとあのノーベル賞を受賞した山中伸弥教授ではないか。
その距離は一瞬覗き込んでしまったせいか50センチ、見間違いはない。
すれ違った後も私は棒立ちのまま、眼で後を追う。
私の疲れた心身は、熱湯に浸けられたカエルのようにシャキッと・・・
私は映画俳優とかアイドル、そして歌手にはな~んにも興味は無い。
しかし山中教授は別格だろう。
プラトンやアリストテレス
いやいや、レオナルド、ダ、ヴィンチと突然田舎道で出会った感覚である。
すると山中教授は5mほど先で、一軒の家に消える。
さてさて、その家は山中教授の実家で
高齢のお母さんが一人住まわれているという。
「こいつぁ~春から縁起がいいやねぇ~」
2015-03-02 14:28
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