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大往生を遂げる

新年早々3日に妻の母が亡くなった。

96歳の大往生である。


最近、病院は死因を「多臓器不全」とか「心不全」とかをつけたがるのだが

死亡診断書はなんと単純に“老衰”とある。

“死に方”として、これ以上に幸せなことはない。


そして亡き母の良き人柄を偲ばせるのか

仮通夜、通夜、本葬とたくさんの方々が参列した。


そこには号涙あり、そして大笑いあり・・・・・


人の“死”にはいろいろなものがある。

若くして亡くなられた人のお葬式には、涙あっても笑いはない。

その重苦しさは何年もの間“心”大半を占める。


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人気のある“芝居”の演出には

主人公の苦しみ、悲しみの表現から始まり

最後には観客を大笑いの中に引きずり込んで幕が降りる。

見終わった観客は何かスキッとした気分で劇場をあとにする。

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泣く事と笑う事は一対のものであり、

心のモヤモヤを除去する唯一の起承転結である。

これらは日常生活での精神的健康には必要な要素。


本葬が終わった後

参加者全員まるで最高の“芝居”見た後のように“笑顔”で散会していった。


新年早々気持ちが真っ新になった感覚。

ありがとうお母さん・・・・・

これまた“大往生”のおかげかな。


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