辛さを忘れるには
景色は抜群
そして谷川のせせらぎと季節の鳥のさえずり・・・と
環境は良いのだけれど・・・・
駅から160段もある階段を登らなければ家に着かない。
ビルにしたら10階分に相当する。
何においても「表と裏」の原理が働くのは自然の摂理。
さて「内的集中」・・・・・
いわゆる筋肉活動に意識を向けると
この階段、到底一気に登り切れるものではない。
だから「外的集中」・・・・
目的を内にではなく、外に向けて登る事を心がけている。
夏場だと
家に帰ると冷たいビールと冷たいシャワーが待っている・・・・
冬場だと
鍋と熱燗、そしてお風呂が両手を開け笑顔て待っている・・・
と、勝手な結果をリアルにイメージしながら登る。
そうすると疲れを感じることなくあっと言う間に家に着く。
しか~し
この三月の終わりから、四月の終わりまでは
そんなちっぽけな細工はいらない。
160階段の初めから、その終わりまで
下記のようなトンネルが出来上がるから。
リンパ線でなく”琳派”
最近あちこちで“琳派“と言う言葉を聞く。
料理でも、フアッションでも“琳派的な”と使う。
もともと“琳派”(りんぱ)とは
身体のリンパ腺のリンパではなく絵画の世界の流派のこと。
桃山時代後期に興り近代まで活躍した造形芸術上の流派。
本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、
酒井抱一・鈴木其一が江戸に定着させたという。
して、今年は400年を記してあちこちで展覧会が行われている。
その中でも琳派を代表する作品の一つ
俵屋宗達が描いた「風神雷神」を見る。
桜が満開の京都は“建仁寺”の本坊。
中に入ると、すぐ正面にその2曲1双の作品が現れる。
本物は傷みが激しく、展示されているのは
デジタル処理された複製品なのだが迫力は満点。
この風神雷神、尾形光琳も、酒井抱一も模写しているのだが
やはり俵屋さんのものが一番グッと感性に響く。
時間が許せば是非一見していただきたい。
以下最上段は俵屋宗達、次は尾形光琳、最下部は酒井抱一
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