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子供たちの「欠点」と「長所」その2

前回の続き、子供たちの「欠点」と「長所」その2


さてさて、もう何十年も前の話なのだが忘れられないワンシーンがある。


それは私がまだイタリアはミラノに滞在中のこと。
とあるBARの一角で、私は友人に
「大人になるには欠点と言う“角”を取り“丸く”ならないといけない」
等と絵を描きながら偉そうに話をしていると。


友人は「ここイタリアでも昔から同じ様な事を言うよ」
と、私の絵の下に描き出した。


作図-3.jpg









図柄をクリック



私の言う日本での“丸く”なるとは
自分の周りにある悪いと言われる“欠点”を削り取りながら
回転した結果丸くなったもの。


かたや友人の言う丸くなるとは
“欠点”も“長所”もそのままの状態で回転した結果“丸く”なったもの。


どうやらイタリアで言う丸くなるとは
“欠点”を“個性”と言う名にすり替えてそのまま残したことにより
オリジナリティ豊かでスケールの大きい人間を作り出してきたのだろうと
すごく驚いたことを思い出す。


なるほど“欠点”を角度変えて見てみたら“個性”
そのような考え方がイタリアをはじめ欧州のラテン諸国で
レオナルド・ダ・ビンチのような人たちを多々育て上げたのだろう。

欠点と見える箇所も修正して消してしまわず
その欠点を社会に順応する“個性”(オリジナルな才能)
として育み“長所”と連動させる。


今の時代、長所のみを大事に伸ばした結果より、大成する可能性が大きいかも。

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新型コロナウイルスの概要

新型コロナウイルスが大きな問題となっている。

これまでの流れをを理解するため少しまとめてみると・・・


1)初期症状は風邪と区別がつかない。
    基礎疾患を数多く持たなければ、8割が1週間程度で自然治癒。
2)症状が出始めたら病院へは行かず自宅で安静。
    通常の風邪だった場合、待合室など新型コロナウイルスに感染の恐れがある。
    出来るだけ医院、病院に行かなくても良いように自己管理する。
3)病院には症状が4日以上続いたらまず保健所に相談して。(激しいせきや息苦しさ)
4)感染予防対策で有効なのは手洗い、マスク、換気の悪い人込みを避ける。
5)感染は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つ。
6)潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)、感染者は14日間の健康状態の観察。
7)治療法はなく、対症療法のみ。
8)アルコールが膜を壊してウイルスにダメージを与えるためアルコール消毒剤が有効。


もともとコロナウイルスは常在していて、
変異の中で2000年代になりSARS(重症急性呼吸器症候群)や
MERS(中東呼吸器症候群)が出てきた。今回もその一つ。


流行が進み人類の60-70%がウイルスに感染すると、
残りの人達にも自然と抗体ができ感染は終了期を迎える(集団免疫)。
みんなが免疫を持つようになれば収まる。


ドイツのメルケル首相は3月10日に独議会の非公開の委員会で
世界的に、人類の60-70%が新型ウイルスに感染し、
そして感染者のうち発症した人の1%が死ぬという予測を出す。


英国政府の保健省はウイルス発症の増加のピークは今年の6-8月になると予測。

早めに感染して体内に抗体を作ってしまった方が良い。


再感染があり得るとのことだが、
早期の感染の方が後期に感染するより軽度で抗体が出来上がり良いことに変わりはない。
人類とウイルスの戦いが激しくなればその過程の中でウイルスは強く変異していく。

ワクチンや新薬など予防策が出てこない限り人類の60-70%以上が感染するまで2年続くことになる。

この新型ウイルスの遺伝子には自然界にない塩基配列の部分があり、
自然にできたのでなく実験室で作られたものだろうというのが一般的な考えに。

感染検査を無作為に多く行い軽度の感染者が多くなりすぎると、
重症患者を治療できなくなり医療崩壊を起こす。


出来るだけ重度に近い感染者のみを選別し、治療を行うことで死者数を減らす事が出来る。

批判が多い日本政府のやり方も冷静に考えれば正解と言う事になる。

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子供たちの「欠点」と「長所」その1

私の考え方が皮肉れているのかもしれないが・・・



人は“正しい事”を探すより
“悪い事”を探し出す方が得意であるらしい・・・と考える。


スポーツ選手の指導者やコーチ達、それに学習塾や学校の先生達も
指導の対象となる子供たちの至らない所ばかりを修正する作業に没頭し
良い所を見つける!と言う事には興味が無いようである。


どうも世の指導者たちは子供たちの為に!と言うより
欠点を探し出すことに自分の存在感と生きがいを感じているらしい。


結果、「欠点」は修正されるのだけれど「長所」も伸びず
“角”無い“丸くつまらない人間”の量産となる。


ゴールデンエイジ(12~15歳)の子供の親たちにも同じことが言える。


うちの子供は集中力がない、忍耐力がない、能力がない、落ち着きがない・・
と、欠点ばかりを並べたてヒステリックに騒ぐ親が多い。


しかし少し立ち止まって考えてほしい。
500円玉の裏表の面積と同じく、
悪い点が50あれば、当然のごとく良い点も50はあるはず。
これは自然の摂理である。


なかなか難しいかもしれないが
冷静に子供を再観察し、その子の長所を探し出してやり、
それを大きく育てるためのサポートをすることにより
欠点は大きくなった長所の“陰”に隠れて見えなくなるはず。


作図-31.jpg


「長所は伸ばす為にあり、短所は触らない為にある」とは
長年の友人であった船井幸雄さんの言葉。


それが今の親がやらなければならない最大の役目ではないだろうか。



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