手っ取り早い”感性”作り
先日、奈良は学園前にある松伯美術館を覗いてきた。
展示のメインは日本画家、上村松園、松篁・淳之。
この美術館、故佐伯勇近鉄名誉会長旧邸の庭に
近畿日本鉄道が主になって作られたもの。
少しデザイン過多だが、なかなかの建物である。
そして何といっても展示物が良い。
特に上村松園の“下絵集”が素晴らしい。
完成前の下絵には完成後の作品より
のびのびとした力強い線が走っている。
私の場合は少し思考レベルが下がる。
値段の安い“紙”に描くときは「おっ!」という線が走るのだが
高い“紙”を目の前にすると
「失敗したらどうしよう・・・・」
などという小心の気持ちが出て
手が震え・・・意図しないところに絵具を落としてしまう・・・
そして高価な“紙”は涙とともにゴミ箱に。
さてさて、最近スポーツのトレーニングの一環として
楽天イーグルスなど美術館鑑賞を組み込んでいる所が出てきた。
そう、私が絶唱する“感性”を鍛えるには手っ取り早いプログラムであり
是非スポーツ界全体で取り組んでほしいと思う。
またまたさてさて
先日、伊達公子のコーチであった小浦武志さんから分厚い封筒が送られてきた。
佐賀県立美術館で開かれているエレガンスオブニッポン展における
“岡田三郎助”のポストカード群。
「どや!この優雅さ・・・」とのこと。